この度 2011/4/17に、テレビ番組の中の「VTR再現映像」の撮影場所として当社工場内を使用しました事をご報告致します。
6月初旬頃に放映予定としている日テレの夜の番組の、『 ザ!世界仰天ニュース』での再現映像部分として使用されるとの事です。
番組の内容は、2007年にニュースされた、ミートホープ(株)による食肉製品等の品質表示偽装事件を題材にしたものです。
当社工場内を撮影場所として提供しました理由については、番組制作会社からの問い合わせの際に、
@、目的とする撮影内容が食品製造業の立場から、国民(食に関わる方や、加工食品を利用されるお客様、ユーザー様)の記憶から忘れられてはいけない重要な事件である事。
A、適切な衛生ルールを守った上での工場内での撮影である事。
B、撮影日が工場業務に影響の無い工場休日で、近所迷惑にならない様に制限時間内での撮影になった事。
C、工場施設の場所使用として当社から提示した見積もりで合意して頂けた事。
D、私自身が番組の撮影場所として、工場を使用される経験に必要性を多少感じた事。 などです。
当日は、AM8時頃からPM7時頃までの撮影作業をされていきました。また撮影場所として、もう一社食品工場(当社とは別の)での映像も撮られるとの事です。
当社工場内で編集された映像が放映時に何秒〜何分間使用されるのかわかりませんが、当社にご興味のあるお客様は、お時間がございましたら是非視聴してみてください。
撮影時には、インジェクターによるインジェクション加工風景も一部含まれています。映像の中の作業者は、当社従業員ではなく、全てエキストラとして製作会社様側で集まった方達です。
(インジェクション加工風景の撮影時、機械操作が必要な為この部分は、工場長が機械の中央にいてます。メガネを掛けてる男性になります)
多数のエキストラさん達の作業着、帽子、手袋、長靴を全て当社ではご用意出来ないため、制作会社様側で用意された美術品等なので、現在当社工場で使用しているものとは異なります旨ご報告致します。また雨水の配管部分は、製作会社様の美術さんが用意した美品になります。それ以外映像に使用されている設備、美品は、当社工場のものを主に使用しています。
撮影時に使用された食肉は、撮影日前に製作会社様側から依頼された牛肉(輸入品)、豚肉(輸入品)になります。ミートホープの偽装事件では、牛豚以外の肉を材料として使用されていたらしいですが、当社ではそれらを用意出来ませんでしたので、当社工場内での撮影時では、牛肉豚肉のみになります。
撮影後、使用された肉については食用として使用出来ない部分が多多ありましたので、誠に勿体なく感じましたが後日産業廃棄物として廃棄させて頂きました。
当社青梅工場は、施行後20年以上経過した食品工場ですので、最新設備の新設工場が現行の食品工場のイメージとしてあるお客様には、誠に古いおんぼろ工場に映り、食品製造工場としてご心配されるかもしれないと感じますが、何卒ご了承頂きたく存じます。
追伸、近年テレビ番組内容の視聴等の流行の関係で、番組制作会社様から当社製品(主に雪華肉など)の製造現場を取材したい旨の問い合わせがあります。
近接では、なるほど!ハイス〜であるとか、所さんの〜とか、潜入!リアル〜 などの番組の制作会社様から何度となく問合せがありました。
テレビ番組が視聴者様に与える影響力を鑑みて、当社では基本的に番組製作の取材に対しては、誠に恐れ入りますがお断りしています。
しかし、この度の映像制作の協力依頼では、(番組そのものの方向性や、視聴者側の感じる番組評価については別として) 末端消費者の分からないところ、見えない部分を分かった上での食品偽装行為の事件について、加工食品を利用するお客様の信頼を裏切る行為といった、今後も二度と絶対にあってはならない事件だった事を当社が重視したので、今回撮影のご協力をさせて頂きました。
90年頃より数年毎に起こる食品に関わる大きな事故、事件により、食に関わる企業として風評被害は避けられない状況であります。
それゆえ、メディア等により過去の事件、事故の(消費者の)記憶を再び呼び起こす事は、経済の流通/消費活動促進の観点から、決して好ましい事はありません。
一企業としてそういった意味を理解した上で、あえて撮影の協力をさせて頂きました。関連各社様、当社をご利用のユーザー様には、どうかご理解頂けます事を強く希望致します。
番組終了時の製作協力関連社名のテロップには、同一名、類似名称の同業他社様にご迷惑をお掛けする事を懸念して、『 回剣猫油断 (株)小山畜産青梅工場
』 の名称で制作会社様にお願いを致しました。
以上 小山畜産青梅工場がテレビ番組制作の撮影場所として協力を致しました事をご報告させて頂きます。
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